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生化学グループ

神経新生チーム 研究内容

神経新生チームでは、生後脳における神経新生の制御と精神機能の関わりについて注目し研究を進めています。
神経細胞の産生は、長年発生の段階でのみ行われると考えられていました。しかし近年ヒトを含めた哺乳類の成体の脳においても神経幹細胞が存在し,神経新生が一生涯を通じて続いていることが明らかになりました。
研究は主にラットやマウスなどのげっ歯類を用いて進めますが、ほ乳類では海馬や側脳室周囲に神経細胞の起源となる神経幹細胞が存在しており、様々な刺激で神経細胞に分化することが分かってきました。その後神経新生が多くの精神疾患に関与していると示唆する報告が続いていますが、反対の報告も見られ、最終的な結論には至っていません。
神経新生チームは九州大学生体防御医学研究所の中別府教授の研究室と共同で研究を進めています。実際の実験は種々の向精神薬で処理したラットやマウスに神経新生のマーカーであるBromodeoxyuridine (5-bromo-2'-deoxyuridine, BrdU)を投与します。BrdUは神経細胞がチミジンの代わりに神経細胞に取り込まれるので、BrdUに対する抗体を用いた染色法で確認できます(免疫染色)。私たちは海馬の神経新生を中心に研究を進めていますが1)、ここはうつ病やアルツハイマー型認知症、てんかんなどの病気との関連が指摘されている領域であるため、これらの精神疾患の病態解明と治療法の確立に繋がると期待しています。

1) Tobacco smoke diminishes neurogenesis and promotes gliogenesis in the dentate gyrus of adolescent rats. Bruijnzeel AW, et al. Brain Res. 2011;1413:32-42

薬理グループ 研究内容

神経細胞内情報伝達系の解明を目的とし、その機序から、今後の精神疾患の病態解明や治療応用の可能性を明らかにすることを目標として研究、実験を行っている。実験手法は、分子生物学実験で、培養細胞に目的遺伝子を強発現させ、試薬の添加により細胞内情報伝達を司る蛋白リン酸化や細胞内カルシウム動態の計測を行うなど人工的試験管内実験(in vitro実験)と、マウスを使用し脳組織に試薬を添加し、その反応は蛋白リン酸化を指標として捉える実験(in vivo実験)を主体に行っている。 現在は、大麻、マリファナ(Δ9-テトラヒドロカンナビノール【Δ9-THC】)が作用する、カンナビノイド1受容体を研究テーマとして、新規内因性リガンドの検索、その作用による精神疾患との関連を調べている。

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